連載第六回目

★大学の講義は役に立たない?
こうして京都の学生時代は「超苦手な作文を克服する+虐めたアイツに復讐する」目的を完遂するため、読書+日記+少林寺の日々でした。大学には比較的真面目に通いました。講義も2/3は出ましたね。
経営学部だったんですが、どの講義もチンプンカンプン。でも、学問とはこういうものだろうと、あえて難しいほうが価値があるんだとずっと思ってました(30歳を過ぎて、大学の講義=特に経済・経営系。文学や理工系はイイと思うよ=はほとんど役だたないと気づきましたが。大学教授が世間より相当遅れている)。でも、学内の学生生活は期待していたよりは、はるかにつまらないものでしたね。私の場合はクラブ活動してなかったのもあるんですが、高校と違ってクラスがあってないに等しい。つまり、自由なんですが、逆に同じクラスの親友ができにくい。一体感がない。なんか、いつも同じクラスでワイワイやってた高校の方がいいなあ、とずっと思いましたね。単に自主性がなかっただけかも知れませんが。
★常に日記帳と本を携帯
そういうわけで、まあまあ講義に出て、合間にバイトをやって(初めてやった机運びで貰った金で食ったラーメンはうまかった!)、夜は週に3日は少林寺拳法の道場。それ以外は読書+日記に夢中になりましたね。外出するときは常に日記帳と本を携帯。2回生になってバイクに乗ることを覚え、「こんなに自由に遠くまで行けるとは素晴らしい!俺は自由だ!」と夢中になり、京都は勿論、週末や連休、大学が休みの時は近県・全国を走り回りました。こう、精力的ではあったんですが、一方では振られた「まりちゃん」のことを引き吊り廻してました。京都の鴨川に行ってはカセットでオフコースやユーミンや杏里を流し、<オリビアを聴きながら>の「♪出逢った頃は、こんな日が、来るとは思わなかった・・疲れ果てたあなた、私の幻を愛したの~♪」を聞いては「いや、違う。俺は真剣に君を愛している」、「♪夜更けの電話、あなたでしょ。話すことなど何もない・・」には「そうか、やっぱりダメなのか・・」と落胆したり。
それでも、少林寺で黒帯をとったらもう一度まりちゃんに会いに行くという夢は捨てず・・・てなことを日記に毎日書きまくりましたね。まあ、一人芝居・自問自答集です。でもね。今考えると、ホント良かったですね。失恋のしまくりで。男はどうかあまり知りませんが、有名女性作家では何人もいるでしょう。どう見てもブスでモテない屈辱の人生。それがたまり溜まって、スゴイ小説を書いてますもんね。よく知りませんが、林真理子や内舘牧子なんて、どう見たって男にはモテない。その怨念パワーですよ。あのへんは。勝手な独断と偏見ですがね。だからね、家が貧乏・破産・倒産・リストラ・片親・離婚・捨て子、ブスやブ男や無学歴・バカ大学・就職失敗・就職先が中小零細、転職オタク、かつ起業・自営でもうまくいってない=ひがみやコンプレックスの塊=嫌なヤツはイイんです。
★潜在的なエネルギーの蓄積
潜在的にエネルギーを蓄積してる。それが爆発するのが10代なのか、20代か30代か。もしくは私のように40代以降か・・。それは人それぞれで時期がある。だから、今、苦しい人はね、それは確実に実は成長してるんです。面白いことに、苦しい最中はそれに気づかない。なんで俺だけがこんなに不幸なんだとね。神様はそうは簡単に救ってくれない。試練を与えてくれる。スッと行ったら、大概はダメでしょ。高校までの秀才・天才が良い例。そのほとんどは40歳過ぎたらただの人ですよ。ザマアミロですね。但し、復讐を成し遂げるには、単に占いや神頼みだけではダメです。やはり、普段の努力は不可欠。次回では、私なりにした努力の一例を公開します