連載第三十回目

★社長の人生を聞きたい!
効果を上げる広告コピーの実証は、まず自分が営業でとってきた求人広告で試しました。
Bingとか新聞の中途採用広告。新規開拓の方法は飛び込みもやりましたが、ハローワークの求人票、他紙の求人広告、地元新聞&雑誌の記事・・・をチェックし、電話やFAXで挨拶してアポ。ムリなら朝や夜の狙い澄ました飛び込み。当時はまた自分で再度起業することは明確には考えていませんでしたが、何となくそういう日がまた来ると思っていたのか、どうせ大企業は相手にされないと思っていたのか、行くのは中小零細ベンチャーばかり。それも担当者ではなく社長を狙いました。かつ、一番好きなのは創業者。リーマン社長や2代目は例外を除いて何となく合わない。半分以上は営業というより、その社長がどうやって今の成功を勝ち取ったのか、人生を聞きたいと思ったんです。過去にも書きましたが、自分の天職や将来が見えない。探し方もわからない。自己啓発のホンを読んでも、念じてもわからない。ならば、他人の事例を研究しようとネ。ビジネスセミナー交流会の「九州ベンチャー大学」も同じ理由でした。
★アポ取るには朝駆け
相手が創業者の中小企業はイイですよ。アポを取るには多少、無謀なことをしても大丈夫。私が得意(今も)なのは、朝駆け。つまり、電話しても何してもアポが取れない、でもナントカ会いたい・・・という場合、朝7時~くらいに相手の会社の前で待ち伏せするんです。それか夜中。頑張ってる社長は昼間は仕事で忙しい。電話や来客も多い。しかし、朝や夜中は電話も来訪もない。かつ、デキル社長は朝が早いか夜が遅い。そういうときに体当たりで行く。こういうとよく「怒られるんじゃないか」と言われますが、実際は最初はビックリされますが「・・・。入れ」となります。
これは後でわかったんですが、創業者系は大体、自分も過去に相当なことをやってきている。だから、朝一で無謀にもこっちが待ち伏せなんかすると昔の自分を思いだし、「そういえば俺もお前の年の頃は無茶ばかりやったなあ」なんてね。このパターンで知り合いになったのは自然食品通販「やずや:矢頭社長」、「ランチェスター経営:竹田先生」、明太子の元祖「ふくや」、不動産ベンチャー「ディックスクロキ」、ホワイトデーを創案した和洋菓子「石村萬盛堂」、旅行ベンチャー:HIS九州の大野本部長、ラーメン「博多一風堂」の河原社長など。大野さんはホテルの飲食店で見つけ、一風堂河原さんは町を歩いているのを見つけて声をかけ(キャッチセールスですね:爆)、その後に詳しい自己紹介をFAX。HIS大野さんなどは「久しぶりに面白いアプローチを受けたなあ。一度遊びに来ませんか?」と電話を貰いましたね。
文章の書き方の件はまた来週に