WinFixer 2005

インターネットでネットサーフィン(死語?)をしていたら突然、以下のようなメッセージが表示されました。

ご注意:スキャンが未完了です。レジストリデータベースまたはファイルシステムに有り得るエラーによりご利用のパソコンは機能が悪くなってブロックになってしまうことがあります。WinFixer 2005で無料のすばやいスキャンを実施することができます。それでは、レジストリデータベースでのエラーを検出して修理するには WinFixer 2005 をダウンロードしたいですか?。(お勧め)

いきなりこのようなメッセージが出ると、びっくりしてしまうと思いますが、よく読んでみるとなんだか説明文の日本語がヘンな感じですし、通常なら、~であればOKボタンを、~であればキャンセルボタンを押してください。という風な文言になっていますが、このメッセージの場合、OKを押すことを前提にした文章になっています。
それでちょっと考えて、キャンセルボタンを押しました。
でも、またこのメッセージが繰り返し表示されました。
これはヤバイなと思い、一旦ネット接続を切断し、コンピュータを再起動させることにしました。

その後、検索エンジンで、WinFixer 2005で検索してみました。
すると予想通り、偽装アンチスパイウェアだということがわかりました。
上記のようなメッセージを表示させて、WinFixer 2005をダウンロード→インストールさせ、システムスキャンを実行します(多分単にスキャンしていると見せかけているだけだと思いますが…)。スキャンが完了した後、重要なエラーが見つかったから、4500円のソフトをクレジットカードで買ってエラーを修正しろといってくるそうなのです。

騙されてクレジットカードでソフトを購入した人もいるらしいですが、その人の場合、支払いがうまくいかなかったから他のカードで再度支払ってみてくれ…などといったメールが英文で届いたそうです。
※もし既にクレジットカードで購入した場合は、その他の被害にあう可能性があるので、カード番号を変更するなりの処置をお勧めします。

わたしの場合、ソフトをインストールしなかったのですが、それでも十分やられていたみたいです。駆除は、Spybotにて行いました。
つい先日、久しぶりにSpybotでスキャンをしたところ、スパイウェアがひとつも検索されなくて安心していたところなんですが、今回の件でスキャンしてみたら、14個もみつかってちょっとびっくりしました。
最近何かと海外のサイトへのアクセスが増えているので、その際にいらないものをたくさん拾ってきていたみたいなのです。
最終的にはスキャンをして、14個全て削除できてスッキリしたのですが、ある程度セキュリティをしているつもりでも、敵はその上をいくものだなぁと改めて思いました。

みなさんも、もし上記のようなメッセージがでてきたとしても、絶対にOKボタンは押さないでくださいね。そして念のため、Spybotなどでシステムのスキャンをしてみてください。

今後も、セキュリティに関する情報はこちらのblogでもできる限り取り上げていくつもりですので、ときどきチェックしてくださいね。