村上春樹さんの自筆原稿が流出

標題の通り、村上春樹さんの自筆原稿が古本屋やオークションなどで高値で出回っているとのニュースをみつけました。
ファンであれば、自筆原稿が欲しいと思う人がいてもおかしくないと思いますが、これが本人の許諾なしでの流出というところが、なんともつらいです。
わたしは大学の頃からのファンで、つらい時ややるせない時などに彼の本を読むクセがあります。エッセイも出されていますので、その時の気分によってエッセイにしようか(思わずふふふと笑みをこぼしてしまうおもしろい内容のものが多いので、元気になりたいときにおすすめです)小説にしようか(どっぷり村上春樹ワールドにひたりたいときにどうぞ)決めます。
わたしがインターネットをはじめて1年も経たない頃(だったと思います)、その頃に村上さんにファンメールというか、ひとりごとのようなメールを送りました。そしたら1.2行の短い内容だったけれど、返事が送られてきました。
おそらくいままでもらったメールの中で一番貴重なメールで、かつ一番感激したというか驚いたメールで、未だに自慢したくなるメールです。
ほかにも知人の知人のお家にお邪魔したときに、村上春樹さんからもらったというピアノを見せてもらったことがあります。
※なんだかちょっと身近な存在に感じて、うれしかったです。
話がそれてしまいましたが、今回の件で村上春樹さんはかなりご立腹のようです。彼の仕事に対する姿勢については、エッセイなどを読んでいると伝わってくるものがあるので、ニュースとしての情報プラスα分、少し多目に彼の気持ちがわかる気がします。
とても丁寧で読みやすいと評判の村上さんの自筆原稿を一度拝ませていただきたい気もしますが・・・本人がいやがることをするのはファンでもなんでもないですよね。
どうしてもその自筆原稿をひとりじめしたいというファンが自宅の金庫にこっそり隠して、ひとりだけで楽しんでいるのなら、まだわからないでもないですが・・・それであったとしても、本人の手元にしっかり戻してほしいと願っています。

2件のコメント

  1. わにさん、こんにちは。
    ご無沙汰しております。
    そうなんですよね…投機目的のニオイがしますよね。もちろん価値のあるものだけど…でも本人が売ったわけじゃないんだから…そういうのが市場に出回るのは間違っていますね。しかも無断流出ですもんね。

現在コメントは受け付けていません。