コミュニケーションと共通言語

わたしはお金を扱うプロではなく、ただの素人(おそらくこのページを読まれている皆さんと同じか、それ以下の知識しか持ち合わせていない、単なるひとりのSOHO)ですが、それでも最近マジメにお金のこと(堅く言えば、資産運用)について、勉強をはじめることにしました。
これらのきっかけを与えてくれたのは、やはりお金に関する本たちで、それは「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」や「金持ち父さん貧乏父さんシリーズ」だったりします。 そして、実際に資産運用に向けてわたし自身を動かしてくれたのは、「ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法」でした。
これらの本を読んで、自分自身の無知を知り、またこれから得る必要のある多くの知識と彼ら(資産運用をきちんと行っている人たち)とまともに会話ができるだけの、共通言語を学ぶ必要があると思いました。そのために、多くの書籍を読み漁り、まずはいけるところまで独学でいってみようと考えました。
もしかしたら、世間には、そんなことは人に聞いた方が早くてラクだという人がいるかもしれません。でもこんな人間に対して彼らが自分達の貴重な時間を割いてくれるかどうかを考える必要があると思います。
お金を管理するプロ達は当然、時間をすごく大切にしている人達です。そんな彼らに、貴重な時間を割いてくれるようにと、こんな自分がどうして言えることができるでしょう?
以前、営業マンと対立して、なかなかうまく仕事を進めることができなかったわたしに、その頃大変御世話になっていたK氏がこういってくれました。
「営業マンとまともにやりあいたいのなら、彼らの使う共通言語をまずは身につけることだ。その共通言語とは、数字だ。」
そう、何事も相手とまともにコミュニケーションをとりたいと思うなら、まずは相手がどういった言葉を話すのか、彼らの共通言語は何なのかといったことを知らなくてはなりません。そしてもしその言語を知らない場合は、自らそれを学ぶ必要があります。
K氏の言葉は、今になって改めてわたしの心に染みてきます。
そしてわたしは、お金の世界に関する知識と共通言語を学び、それらを終了させてからが、本当のスタートだと考えています。