連載第六十七回目

★こんにちは!栢野です
どうも!こんにちは!栢野です。今は下関に来ています。
昨日は下関・長府商店街青年部の方々に招いていただき、つたない講演をさせていただきました。「不動産のアーイアイ」溝渕さんが中心となり、この小さな町で約60人もの方々が集まってくれました。70歳のブティック店主など、来た人たちは皆、元気でしたね。知らなかったのですが、ここは、なんと「明治維新発祥の地」だったんですね。あの高杉晋作の騎兵隊が結成されたのがこの長府だということです。大きな碑が立ってました。また、近くには、当時世界最強と言われたバルチック艦隊を破った「乃木将軍」の神社や、古くは武蔵と小次郎が戦い、近年ではバカなアントニオ猪木とマサ斉藤が戦った(笑)「巌流島」もあり、やはりこの「長州」は見どころ満載ですね。
実はこの下関は、私の師匠の一人であり、最近は酢などの自然食品通販で約300億と大成長している「やずや」創業者:矢頭宣男さんが創業した地でもあるんです。東京の大和ハウスを3年で辞め、その後はボウリング場支配人やパブスナックマネージャーと転職を繰り返し、上司と喧嘩して無目的に独立。しかし、アイデア商品や贈答品販売など1年で3回も事業に失敗し、嫁さんが貯めた資金を使い切ってパーに。
その後、結婚式の司会業やクロレラの訪問歩合販売。妻の美世子さん(現社長)は朝4時に起きてヤクルトの販売をし、貧乏なので市場のサバ3匹を100円で買って生計をたてるなど、挫折失敗・苦労の連続でした。
その後、数年で従業員25名・年商5億まで行きますが、取引先の倒産に巻き込まれて事業を大幅に縮小。再び夫婦だけで再スタートしたのが今から20年前です。
私もダメ転職を繰り返し、家の借金問題で仕方なく起業したのが8年前。その後も事業はうまく行かず、何度もウツになり、生活はまさに地を這うような状態が長く続きました。ユニクロでさえ、5年に1回しか行けませんでした。何度も何度も自分の人生を諦めようと思いましたが、一方ではこのままで終わりたくない、何とか這い上がりたいと、矢頭さんやランチェスター経営(株)竹田先生の教えに学び、かつ、同じような気持ちの人間を集めて「九州ベンチャー大学」という勉強会を5人でスタートし、毎月「這い上がった人」をゲストに招いて人生と経営を勉強。仲間からは、創業7年で来期の株式上場が有望視される住宅リフォームの「ホームテック」小笠原社長や、今年も高額所得者となった「聖心美容外科」山川院長のような大実業家も生まれました。
まあ、私の場合は「実業家」を諦め、その成功者たちの軌跡・奇跡を客観的に文章や講演で著す「傍観者」の道を選びましたが、本の出版を契機に少し人生を逆転することができました。まあ、問題はいかに今の勢いを継続させるかですが、それはそれで「やずや」のように人生山あり谷ありもまた良しとして、今後も大いに失敗とチャレンジを繰り替えして行こうと思っています。
読者の皆さん!1年以上に渡り、私の連載につき合っていただき、どうもありがとうございました!何か一つでも、あなたのお役に立ったことがあれば幸いです。また、毎週、数千人の人が目を通していただいている・・というプレッシャーがあればこそ、何とか続けることができました。連載の機会を与えていただいた主宰の中村さんにも感謝します。きっかけは何だったか忘れましたが、確か一通のメール挨拶から始まりましたね。毎週毎週、締め切りを忘れて怠けている私を、叱咤激励してくれたからこそ、書くことができました。自分一人だけでは何もできない、まさに人は「生かされている」を実感しました。どうもありがとうございました!
また全国の講演会やネットのどこかで、また皆さんに会えるとことを楽しみにしています。そのときは気軽に声をかけてください。
今後もよろしくお願いします!
どうもありがとう!また会いましょう!