連載第三十九回目

☆お知らせ
おかげさまで「小さな会社☆儲けのルール」がこの11月で第10版となり、ちょうど6万部となりました。今は出版業界も不況で、ビジネス書は1万部行けばヒット。3万部でベストセラーと言われますので、田舎のバカ作家としては奇跡です。かつ、2003年の起業&小企業向けの経営戦略本では、もしかしたら年間ベストセラー1位になるかも。でも、印税は意外に少なく、税金を除くと約300万円(本は私が書きましたが、中身は共著のランチェスター経営(株)竹田先生の理論。先生の好意で印税は全額私に。でも、竹田先生のビジネステープhttp://www.lb-c.com/もバカ売れ)。本当にどうもありがとうございます。読者の方々にはアンケートハガキをFAXかメールで頂ければ、5000円相当の独立起業成功事例カセットテープを全員に送付+電話で無料相談を受けています。遠慮なくどうぞ・・・。
★居酒屋5人からスタート
こうして広告代理店で営業兼コピーライターをやりながら、東京から博多へUターンした年の’92年11月から始めたのがビジネスセミナー&交流会「九州ベンチャー大学」です。今月で11年第128回目を迎え、今は毎回60~100人が参加する規模ですが、最初は居酒屋でわずか5人でしたね。前にも話したかも知れませんが、東京で最初の起業をした’91年の前後、ヒマが在れば交流会やセミナーに出まくりました。
変なマルチ商法や自己啓発系の勧誘も多い会もありましたが、そこで数多くの人脈や勉強ができました。そこで博多でも参加しようと探したんですが、当時は私はリーマンで、同友会やJCやライオンズクラブは敷居が高いし会費もかかる。何とか団体とかはオジさんばかりで暗くて硬苦しい。若手の会ではネルトンや遊び系ばかり…。ないなー、ならば自分でやろうかと、仕事で知り合った帝国データバンクや地場経済誌記者や不動産の営業など数人に声かけ。ちょうど、東京で世話になった船井総研の部長兼出版社のビジネス社・花田社長(現、ナック常務取締役)が博多に来ると言うことで、居酒屋に5人で集まったんです。最初に花田さんに話を30分ほど聞き、その後は感想や自己紹介や近況を互いに話し合う。異業種だから会社の人間に気兼ねすることなく、いろいろと突っ込んだ話が出来て面白いね。じゃあ、来月も集まろう、再来月も・・で気づけば11年。累計では5000人以上の人が参加し、ここからビジネス、人脈、友人、転職、起業・・・と様々な人生を歩む人が続出しました。
★参加者メンバーで出資
自営業とリーマンの比率は半々で、男女比は7:3。年齢層は30代が中心です。もしかしたら、来年はこの「九州ベンチャー大学」出身で株式公開の会社が出るかも。
この「ホームテック:福岡本社のリフォーム会社」には、参加者のメンバーを中心に約30人が出資。来年は創業6年で年商40億を越えそうで、政府系や銀行系のベンチャーキャピタルも出資し、先日は「日経ベンチャー」にも特集で記事が載りました。
他にも鮨宅配の「ふく鮨本舗の三太郎」などにも皆で1億出資し、実は私の会社(株)インタークロスにも地場の起業家30人から10万円ずつ出資してもらいました(ついでに嫁さんもこの会で調達・爆)。
しかし、毎回参加費4000円でゲストを呼んで立食パーティ・・・の運営は結構大変で、毎回、案内を作って郵送(今は半数はメール)すると毎月何も残らないどころか、切手代等でマイナスが続きました(今も毎月数万円赤字)。かといって、事務局の私が来た人にビジネスの営業をかけるわけにもいかず、この11年の間に何度も会を辞めようと思いましたね。何の意味があるんだと・・・。しかし、この継続がなければ、「小さな会社☆儲けのルール」は生まれなかったんで、今まで参加して頂いた方々には感謝しかないですね・・。